アプリケーションデータシート No.31

分液ロート用強力振とう機〜マジョニア管用強力振とう機としてのご提案


アプリケーションデータの概要

主に品質管理と成分表示の目的で、食品の栄養成分分析が行われている。脂質含有量の定量は食品から抽出して重量を測定することで行われるが、食品中における脂質の形態や種類、共存物質の影響等によって抽出方法が使い分けられており、「マジョニア管(mojonnier tube)」は酸分解法で使用される。具体的には、食品試料を塩酸で加熱し加水分解を行った後、「マジョニア管」を用いてジエチルエーテル (以下、エーテルと言う)および石油エーテルで脂質を抽出する。抽出の際には「マジョニア管」を一定時間激しく振る必要があるが、その特殊な形状のためか適用可能な振とう装置が存在せず、作業者が手で振り混ぜているのが現状であり、安全性や並列処理量等に不満が あった(遠心機は市販品が存在する)。そこで弊社では、分液ロートやガラス遠沈管の強力振とうで残留農薬試験や土壌溶出試験等で多くご愛顧頂いている〈分液ロート用強力振とう機 ストロングシェーカー SR-2DS〉に取り付け可能な『マジョニア管用振とう台』(以下、本製品と 言う)を発売、本紙で従来の手振りとの比較試験データとともにご紹介することとした。 因みに酸分解法は、通知「食品表示基準について(平成27年消食表第139号)」の「 別添 栄養成分等の分析方法等について」によると「組織 に結合又は包含されている脂質(複合脂質)を相対的に多く含む食品で、例えば穀類、パン、マカロニ類、いも及びでんぷん類、脂質含量の 少ない種実類、豆類、野菜類、卵類、きのこ類、藻類、調理加工食品等に適用される」とある。

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