非生物を含む様々な試料の凍結破砕例②

アプリケーションデータの概要
〈凍結破砕機 フリーズクラッシャー µT-48〉のアプリケーションデータシート(ADS)#023では、生物試料を中心に硬質ゴムの破砕までご紹介した。今回は、比較的よく知られている3種類のプラスチック材料の破砕を試みた結果をご紹介する。
本製品は、試料と金属クラッシャーを容器に入れ液体窒素で凍結させたものを激しく振とうすることで、試料を破砕する装置である。凍結により、試料は脆くなって破砕されやすくなるほか、破砕中も低温に保たれる。従来の乳鉢と乳棒で砕く方法と比較した場合のおもなメリットは、密閉容器で破砕を行うため試料の飛散がないこと、複数の試料を同時に同条件で破砕できるため並列処理性が向上すること、実験者によるバラツキがなくなることである。さらに本製品では金属クラッシャーと金属容器により、骨やゴム、プラスチック等の一部の硬い試料も破砕可能だ。
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関連する製品

凍結破砕機 フリーズクラッシャー μT-48
液体窒素で容器ごと凍結させた菌体や組織片等を迅速に破砕。密閉容器で複数のサンプルを同時処理可能。
■振とう方式:往復振とう式(垂直) ■振とう速度:0~2500r/min(*1)
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